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2006年1月25日 (水)

『この胸いっぱいの愛を』観て来ました~。

…最初に言っときます。辛口で行きますー。

だって期待してたんだもん! 予告はものすごく良かったんだもん! 予告だけであれこれ想像して泣きそうだったよ。…だけど…

裏切られたー。ぷー。

と、いうわけで。何が悪かったのか。

台本です。

全体的にモノローグが多い。心の中の言葉なんて説明されたくない。役者の行動や表情や話し方やもろもろの自然に現れるところから感じ取りたいの。説明されたって感情移入なんて出来ない。

感情の説明も多かったし、状況の説明も多かった。全部言葉で説明されちゃった。説明が入るたびに、ずっと客観的なところから見ていることを強いられた感じだった。感情移入できない。神の視点にずっといる。世界から遠ざけられた感じだった。

そしてモノローグでない部分も説明が多かった。説明台詞ばかりだった。倍賞千恵子さんは説明台詞の中でしか存在してない。彼女が感じたものを一緒に感じたかったのに、リアルに起きているシーンとして見せてくれなくて、もう過ぎてしまった終わってしまったこととして説明された。もったいなすぎ。ミムラの出生についてもなんか急に説明された。もっと自然な形で分かってしまうならともかく、説明された。不自然だった。

つまり全体的にストーリーじゃなくて説明だったんですね。うん。

設定はよかった。

死んだはずの大好きだったお姉ちゃんが生きてる。

愛犬にもう一度会う。

自分を産んで死んだ母に初めて対面する。

ずっと謝りたかった優しい友人に再会する。

…どれもこれも泣けるじゃん! 上手く見せれば号泣物だったはずなのに! ていうか私的には号泣予定だったのに! タオルばっちり用意してたさ!

あぁ…もったいなすぎる…。

全部、過ぎてしまったことの説明ではなくて、今目の前で起きているリアルなエピソードとして見たかったな。

あと、話が飛び飛びな感じがしたから、ちゃんとつなげて欲しかったな。飛行機の座席とかさ、伏線必要だろ、伏線。ミムラの腕が徐々に動かなくなっていく過程とかも見たかったな。いきなり入院てよ。

それと、メイン2人ばかりだったから、もっと周りが見たかったな。黄泉返りくらい周りの存在感があってよかったよ。良い話なのにもったいない。

4人がばらばらだったのもなんかな。それぞれが絡み合って影響しあうと良かったな。だってばらばらだとあの4人が同じ街にいる意味があんまりないじゃない。

そんなこんなで台本が全てをぶっこわしてました。本書いた人、こんな批判的でごめんなさい。

でも期待してたんだって! マジ!

さてさて、じゃあ役者さんについて書こうかな。

いいキャスティングだったけど、台本がアレなために無駄遣いが目立った。倍賞さんあの使い方でいいの!?

故に、ストーリーの大半を占めてたメインの3人が今回の「役者」の評価に多大な影響を与えてます。

伊藤英明さん…ちょっと情緒不安定だった。怒鳴ってみたり笑ってみたり、感情の流れがよく分かんなかった部分があった。特に後半。まあ台本のせいってのもあると思うけど。もうちょっと胸にひっかかりのある笑顔が見たかった。

ミムラ…新しいキャラだったと思う。そういう意味では面白かった。でもほえほえしてる役とか、天然はいってる役の時の方が生き生きしてる気がする。この役はミムラじゃなきゃってほどじゃなかったんだよな…。ミムラ好きだから期待が高いの。ごめん。

富岡涼くん…最近天才子役が多くてプレッシャーだよね。ごめん、ちょっと物足りなかった。難しい役だったけどさ。まだ理屈で動いてる感じがする。感情の吐露の部分とか勢いが欲しい。ひねくれ部分と素直部分のスイッチが不自然。

そう、メイン3人があんまりだったのよ。だから台本のいまいちさとあいまって全体的にあんまりだった。

他の人々は…

勝地涼くん…無理してたね。人の良さが出てた。残念。最後の子どもに囲まれてるところが1番自然だったよ。そんな君が好きだ。

倍賞千恵子さん…すげえ、ほんとに目の見えない人みたい。台本がよければね、絶対泣いてた。アンバー抱きしめるとことか最高だった。

クドカン…影が薄い男だったのに一番存在感あったよ。(笑) あ、これは良い意味で。影薄い役が出来てなかったんじゃなくて、ほんとに影薄そうなだけに面白くってついつい見ちゃう感じ。伊藤くんと勝地くんの後ろで自信なさげに声かけようとついてくるシーン楽しくてしかたなかった。ネクタイ短いし。「知ってたんですか」のシーンはこの映画の中で唯一目頭熱くなりました。良い顔するなぁ。そうそう、ラストのニュースはオチですよね? ね?

はい、分かってます、私の意見は偏ってます。飽くまで主観なんで聞き流してやってください~…;;

あ、そうそう、ちょい役だけど彼女についても書いておきたい。

坂口理恵さん、さすがの表情筋です。大好きです。

と、いうわけでいかんともしがたい脚本で残念★★ですが、好きな役者さんが出てるっていう方はご覧あれって感じです~。

純愛モノで泣きたいって人にはいまいちかも。

ではではっ。

リンク:この胸いっぱいの愛を

↑そうそう、タイトルが後付な感じだった。最後のセリフ強引すぎだろ。

公式HPのおすぎのコメントはちょっと見ものです。なんてコメントしたらいいか困ったんだろうなって感じ。

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